事故や病気などで歯を失ってしまった場合の治療方法として「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」があります。 インプラントは、まるで天然歯のような自然な見た目と咬み心地が手に入ることから、多くの患者様に選ばれています。
失ってしまった歯の代わりにチタン製の人工歯根(インプラント)をあごの骨に埋め込み、その上から人工歯を付けて歯の機能を回復させる治療法のことです。あごの骨に人工歯根がしっかり固定するため自然な咬み心地で固い物でも問題なく咬むことができます。また、人工歯はセラミック製のため、まるで自分の歯を取り戻したかのような自然な見た目になります。
インプラント・入れ歯・ブリッジには、それぞれメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴をよく知ったうえでご希望やご予算に合わせて治療方法を選択しましょう。
・自然な咬み心地が手に入る
・違和感がない
・見た目が自然
・周囲の歯を削らなくてすむ
・自分で取り外しができる
・治療期間が短い
・健康な歯を削らなくてすむ
・治療しやすい価格である
・天然歯と同程度の噛み心地が手に入る
・違和感がほとんどない
・治療費が高い
・手術が必要になる
・治療期間が長い
・場合によっては違和感・異物感がある
・見た目が不自然な場合がある
・固い食べ物が咬みにくい場合がある
・発音に問題が生じることがある
・土台となる周囲の歯を削らなければいけない
ブリッジで治療する場合には両隣の歯を削らなければなりません。 削ることで健康な歯にダメージを与え寿命を短くしてしまう恐れがあります。 インプラントなら周囲の歯を傷付けてしまうこともありませんので、歯の健康を考えるならインプラントを選択するのがよいでしょう。
入れ歯はどうしてもずれたり外れたりしてしまう場合があります。 すでに入れ歯を使用されていて咬み心地などに不満を感じている方はインプラントをおすすめします。 インプラントならあごの骨に人工歯根がしっかり固定するため、ずれたり外れたりすることはなく固い物でも咬めます。
インプラント治療は手術を行う必要があります。約1時間程度の手術で麻酔をかけて行いますので、痛みなどはほとんどありません。また、治療期間は、手術前検査から手術、手術後の人工歯装着まで4~8ヶ月かかります。
※インプラント埋入本数や口腔内の状態によって、手術時間・治療期間は異なります。詳しくは医師にご相談ください。
インプラントの寿命は、きちんとメインテナンスさえ行っていれば10年以上の長期間使用できます。 しかし、手入れを怠れば埋入したばかりであってもインプラントの周囲の歯ぐきやあごの骨に炎症(インプラント周囲炎)が起きてしまい抜けてしまうことも。 インプラントの寿命は患者様のケアにかかっているといっても過言ではありません。 毎日のブラッシングに加え、定期的に検診に行って口腔内を常に健やかな状態に保てるようにしましょう。